人々すべてを侮蔑した橋下「慰安婦」発言
中国・朝鮮強制連行者の上陸の地・下関から彼を糾弾する
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の「慰安婦は必要」との発言に対し、国内外から抗議の声が上がっています。各地で「公職を退くよう求める」などの声明や抗議文が発表されています。韓国、中国、米国からも驚きと非難の声が上がっています。
この橋下暴言を石原共同代表は「軍と売春はつきもの」と擁護するなど唖然とした発言を行っています。
こうしたなか、14日、朝7時、テレビに橋下氏が出演。言い訳、言い逃れ、すり替え、詭弁…。私は、へどが出そうになりました。
いっぱい言いたいことがありますが、「慰安婦に軍が関与した証拠はない。あれば大罪」とか彼は言っていたけど、このことに反論しておきたいとおもいます。
下関市は、かつて朝鮮や中国の人が強制連行で上陸した街。中国の場合は、外国であったため外務省だけでなく、検疫所を所管した現・厚労省などに政府の行政資料などがあり名前を含め人数ははっきりしています。しかし、当時、朝鮮半島(韓半島)は、植民地。即ち日本国内。それ故に強制連行を示す行政資料は少ないのです。
三國連太郎が主演した「みたびの海峡」や「アボシが越えた海」「生きることの意味」など、強制連行で筑豊や山口で働かされ苦難の人生が描かれている映画、自伝など多数あり、その真実性に説得力がありますが、100万人を越えると言われる強制連行者の詳しい政府資料は、まず出てこないと思います。
記録集「サンダカン八番娼館」では、天草の女が描かれていますが、多くの娼婦は過去を隠して生きてきました。
現に日本とドイツ軍が軍の関与で慰安所を設置したことは事実です。
従軍慰安婦の人たちの資料が少ないなかで「河野談話」は、こうした歴史的背景をとらえ、証言者の言い分が真実であると認定したものです。
資料がないから大罪ではないという橋下の言い分は日本でも世界でも通用しません。彼は、直ちに公職を辞職すべきです。
下関⇔韓国・釜山、下関⇔中国・青島航路が出ている国際ターミナル
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