1103号（2013年5月5日）アベノミクス（安倍政権の経済政策）で儲かっているのは大企業だけ地域経済は依然、深刻・雨模様

アベノミクス（安倍政権の経済政策）で
　儲かっているのは大企業だけ

地域経済は依然、深刻・雨模様

　安倍総理は２１日、シーモール前の街頭演説で次のように言いました。「１年前に日本を覆っていた暗い雰囲気はなくなり、今日のように明るい日差しが降り注いでいる。」と。
　そうでしょうか。彼の円安政策で輸出中心の大企業と株の機関投資家は大儲けですが、物価はあがり市民生活を直撃しています。
　同時に中小・零細企業の景気は一向に回復していないことは、西中国信用金庫の「景況レポート」（下表）でも明らかで、山口県内には晴れマークは１ヶ所もありません。これが安倍自公政権の実態です。

西中国信用金庫のＨＰより

 

県も市も観光力の増強というけれど…

市は観光客１千万人、宿泊客１百万人が目標

地域経済の衰退を取り戻すべく県や市は観光振興を声高に言っています。
　だが、例えば表のように、宿泊客は減少気味で百万人にするのは至難の業だと思えます。要因は、何と言っても国民所得の減少にあるのであり、この改善がなければ実現不可能と言えます。
地域経済への
　波及効果がなければ無意味
　観光客は若干増えていますが、これも６百人台で推移しています。
　また、水族館などが賑わっても唐戸周辺の商店街の衰退が止まらなくては意味がありません。
　どうすれば地域経済が活性化するかの観点を大切にした政策こそ必要ですが、県や市の観光政策には欠如しています。

宿泊客の推移

	H１７	H１９	H２１	H２３	H２４
旧下関地区	598,611	603,574	545,579	552,391	597,839
菊川地区	7,441	7,053	2,084	5,503	4,566
豊田地区	49,114	57,853	49,973	46,714	47,597
豊浦地区	53,904	44,957	37,653	38,734	40,473
豊北地区	59,324	66,967	62,218	55,695	51,402
合 計	768,394	780,404	697,507	699,037	741,877