下関市 相次ぎ不正経理発覚
納品書・請求書を偽造し差額を着服
不適正な経理処理が相次いで発覚している下関市。全部局を調査の上、「もうない」(中尾市長)とされていましたが、新たに水増し請求による公金着服と4カ所での不正経理が明らかになりました。
明らかに犯罪
4月下旬に不正経理が発覚した豊田町学校給食調理場の前場長は、昨年3月と今年3月の2回、食材納入業者と共謀し食材購入費を水増し請求させ、本来の支払額との差額約50万円を現金で受領し着服していました。納品書・請求書ともに偽造されていました。この前場長は市による全部局調査後にもさらに不正を重ねており、言語道断です。これ以外にも不正がなかったかどうかは現在調査中ですが、公金着服という重大犯罪であり「捜査当局に相談に行くべき事案」(教育長)です。同時に、不正と認識しながら公金横領に加担した納入業者の責任も重大です。
他にも新たな不正経理発覚
市が8日に公表した他の不正経理事案は次の4件です。
▼豊田学校給食調理場
▼豊浦校給食調理場
▼中部学校給食共同調理場
次年度使用する食材を当該年度 に購入するまたぎ食材購入。(豊田6万円、豊浦13万円、中部132万円)
▼文化財保護課
199万円600部発注した発 掘調査報告書のうち2冊のみ印刷・提出された段階で委託料全額を支払っていた。
※「不正経理」は個人的な着服がなくても税金の違法支出であり許されるものではありません。更に水増し請求させ差額を受け取っていた行為は大問題です。
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市立中央病院で医療過誤事件
市立中央病院では適切な検査を怠り、ガンの発見が遅れ患者が死亡しました。
中央病院によると、早期に相応の検査を行うところを怠り、肺ガンの発見が遅れ、その後手術等の治療を施したものの死亡したものです。通院時に最低半年に一度は胸部X線撮影をすれば早期対応もできたが、ベテラン担当医の思い込みによってしなかったという説明です。
病院は非を認めて損害賠償の議案を議会に提出していますが、60歳前の息子を失った高齢の母親とすれば、損害賠償とのお金を受け取ったところで悲しみは消えません。あってはならない事故だと思います。
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