全国で757万戸 下関で1万1400戸が空き家
空き家対策条例の創設を!
下関市 480戸が危険家屋
総務省によると、全国の空き家は2008年で757万戸。犬猫の住家や倒壊、放火などの問題が各地で起きています。下関の実態も深刻です。
下関市における空き家の現状は全戸数の8%にあたる1万1400戸が空き家です。
その中で倒壊などの危険な空き家の数は480戸にもなっています。
下関市にも多数の苦情が寄せられていますが、建築基準法に基づき撤去などの指導勧告を行ったうち解決したのは、この5年間で150戸中34戸のみです。
また、空き家対策に有効であると宣伝された「街中緑化事業」は、土地の寄付(放棄)を申し出た人が5年間で28人ありましたが、条件にあった人は3人のみでした。
このような状況の中で、空き家対策の条例が全国の自治体で広がろうとしています。
山口県内でもすでに防府市、萩市が制定を終え宇部市では6月市議会に条例案が提出されています。
空き家対策条例の第1号となった埼玉県所沢市では、自主撤去に応じる市民が増えたという成果が報告されています。。
条例に危険な空き家を代執行で解体することを盛り込んだ横須賀市や所有者が高齢化して、解体や売買などを自力でできない場合、市が代行や事前に寄付を受け整地後、転売する等も盛り込んだ市もあります。
6月市議会で共産党市議団は、「空き家対策条例」を下関市でも創設することを強く求めました。早期の実現が待たれます。
庁舎建設など大型工事の陰で市民向け予算バッサリ削減
43億円
財源不足の下関市。24年度予算編成にあたって各部より要求のあったものを43億円もバッサリ。
市民要求とかかわりの深い福祉や教育(下表)だけでも29億円です。これでは県下でも低い市民サービスになるはずです。
24年度下関市当初予算 予算要求と査定状況(単位千円) | |||
要求額 | 予算額 | 差 | |
市民部 | 1,616,980 | 1,405,740 | △ 211,240 |
福祉部 | 107,569,570 | 106,082,000 | △ 1,487,570 |
教育委員会 | 10,434,280 | 9,269,010 | △ 1,165,270 |
4総合支所 | 219,840 | 192,620 | △ 27,220 |
合 計 | 119,840,670 | 116,949,370 | △ 2,891,300 |
総選挙で共産党の前進を!
国民の過半数は消費増税に反対なのに、消費増税と社会保障の一体改悪を進める民自公の談合政治は絶対に許せません。
共産党では衆院中国ブロックの石村智子さん(37才)を先頭に下関一円で街頭宣伝。
18日(月)には女性後援会がにぎやかに街を練り歩き共産党躍進を訴えました。
下関市
公園のトイレ汲 み取り式が9か所
中国・北京で公衆トイレの管理基準が変わり「ハエ2匹以上はダメ」になったことで日本のマスコミは嘲笑うような報道をしました。
では日本の公衆トイレはどうでしょうか。
「公園や駅のトイレが汚い」と苦情が日常的に寄せられています。これは経費節減のもと掃除の回数が減らされているからです。
また、下水道が敷設されていないなどの理由で下関市公園緑地課が所管する公園だけでも9か所も汲み取り式のトイレです。ハエ2匹どころではありません。
せめて「浄化式」に改善したいとのことですが、設置費用が高いため遅れているとのことです。
このように日本だって公衆トイレは汚いところがたくさんあります。
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