5月臨時議会報告
市議会5月臨時議会が17~18日に開かれました。
日本共産党市議団は6議案中4議案に反対しました。
●臨海土地造成事業特別会計補正予算
反対理由 港湾局の販売用造成土地が昨年度見込みどおり売れなかったため、今年度の歳入から37億8千万円借りて穴埋めする議案。
そもそも予算を立てる段階において売れる見込みも立たない土地を、毎年、売れると見込んで予算編成したことに問題があります。
歳入不足を少しでも減らすために新消防庁舎用地や海響館の大型バス駐車場用地を一般会計に売却しましたので、市民のくらしや教育、子育てなどに使う一般会計がその分減っています。
港湾事業の失敗が市民生活に悪影響を与えています。
●飲酒運転で懲戒解雇された市職員の処分は不当とした地裁判決を不服として控訴した専決処分
反対理由 飲酒運転は許されないが、職員組合との合意もないままの懲戒は問題です。
●地方税法改正に伴う市税条例一部改正の専決処分
反対理由 固定資産税や都市計画税の評価額の特例措置の見直しで、地価は下がりつづけても税負担は増える矛盾も。
●市立市民病院の中期計画の認可についての専決処分
反対理由 市民の命と健康を守る公立病院の独立行政法人化そのものに問題あり。独法化推進のための中期計画を承認することはできません。
水源上流の産廃場反対!
裁判を闘う市民団体が総会と記念講演
27日、「下関市民の命の水を守る連絡会」は、総会を開くとともに記念講演を行いました。 木屋川上流に産廃場がつくられ周辺だけでなく下関一円で水道汚染の危機が生まれています。
現在、「操業差し止め」の裁判所の仮処分で廃棄物は搬入されていませんが、本裁判の判決は7月中旬です。
同日は、裁判に向けて意思統一をするとともに、水俣や有明など住民に寄り添って環境裁判を闘ってきた馬奈木弁護士の話を聞きました。
同氏は、「国の基準に基づいてやっている」と県や企業は言うけれど「これは安全基準」ではないことを実例をあげて解明しました。
市営駐車場 料金改定へ
赤間、細江、長門の3市営駐車場ついて市民の方より「高い!」と批判が寄せられています。1日の上限額800円は市内の民間駐車場や北九州などと比較しても割高です。
結局、このため市営を利用する人が減っています。
下関市は9月議会に改定案を提出するとのことです。一刻も早い値下げが望まれます。
あるかぽーとに 自衛隊のヘリ空母が寄港
海上自衛隊最大の護衛艦「ひゅうが」が26日、「あるかぽーと」に寄港し、市民に公開されました。
「ひゅうが」は2009年建造、全長197メートル、幅33メートル、高さ48メートルで、甲板ではヘリコプターが最大で10機搭載できます。
同艦は、「ヘリ空母」とも呼ばれ戦闘機の離発着可能な大型艦です。「空母」は遠い外地で戦闘に参加するもので「専守防衛」と言っている自衛隊とも相いれないものです。
更に問題なのは「あるかぽーと」は商港で軍港ではありません。
爆発などに対応できる機具は皆無です。エリア内には大勢の人で賑わう水族館もあります。事故が起きれば大変な事態になります。
コメント
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