市議会一般質問より
人工島への港湾機能移転は港の衰退につながる
750億円の税金を投入して垢田沖に人工島がつくられ港として使用できるようになりましたが、主要な目的であるコンテナ船は開業以来、1隻も入港していません。
コンテナ専用船は港湾施設の整た岬之町で行われてきました。
ところがコンテナ荷役専用施設であるガントリークレーンが老朽化し危険だからと廃止を決め関釜フェリー発着場近くの10号岸壁で多機能のクレーンを使い荷捌きを行っています。
市は、当面この場所で岬之町の役割を代替えするとして福祉や教育などの大切な「一般会計」から独立採算を基本とする「港湾会計」に約2億円も支出したうえ、将来的には人工島にガントリークレーンを設置しコンテナ貨物の荷捌きをするとのことです。
しかし、民間との間に作った「人工島有効使用促進協議会」は近年一度も開かれていません。船社などが人工島は役に立たないと思っている証左です。
下関の港は「本港地区」と言われる竹崎などを中心に各種の港湾施設を整備してきました。
衰退するもとでの機能分散は下関港を更に衰退させるもので、強く計画の撤回を求めました。
介護保険 改悪されたら
不利益を受ける人がいっぱい
自民・公明の安倍内閣は、介護保険の大改悪を強行しようとしています。
ひとつは、要支援をなくしディサービスなどから締め出すことです。
もうひとつは特別養護老人ホームへの入所要件を要介護3以上にして1及び2の人を締め出すことです。
下表は下関市での介護保険で支援などが認定された人の数です。
下関市でも多くの人に影響が出るのは必定です。
下関市では共産党の一般質問に対してボランティアなども活用して該当者の方々が困らないようにしたいと言っていますが、必要な数のボランティアが集まる保証はありません。国の改悪をストップさせることが何よりも必要です。
要支援1 | 要支援2 | 計 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 | 計 | 合計 | |
第1号被保険者 | 3,420 | 2,637 | 6,057 | 3,589 | 2,506 | 1,794 | 2,035 | 1,666 | 11,590 | 17,647 |
65歳以上75歳未満 | 436 | 321 | 757 | 396 | 260 | 174 | 216 | 154 | 1,200 | 1,957 |
75歳以上 | 2,984 | 2,316 | 5,300 | 3,193 | 2,246 | 1,620 | 1,819 | 1,512 | 10,390 | 15,690 |
第2号被保険者 | 45 | 38 | 83 | 89 | 70 | 49 | 44 | 34 | 286 | 369 |
総 数 | 3,465 | 2,675 | 6,140 | 3,678 | 2,576 | 1,843 | 2,079 | 1,700 | 11,876 | 18,016 |
文化財は観光財 歴史遺産の保存と紹介を
下関にはたくさんの歴史遺産があり一部は「指定文化財」となっていますが、多くは調査の段階で終わっています。
例えば、北前船と関わりを持つ彦島福浦金刀比羅宮、中世の城跡後である青山、砲台跡の蓋井島など数知れません。これらは貴重な歴史遺産であるとともに、これをしっかり保全し紹介すれば歴史ブームの中で「観光財」にもなりうるものです。市民との協働で文化財を守ろうと一般質問で提起。
市教育委員会は積極的に施策を講じたいとのことでした。【写真は蓋井島の戦争遺産】
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