衰退する農業 下関でも生産額・農家も半減!
豊田町で、11月2日、共産党市議団主催の「市政報告会」が、更に15日には市議会主催の「市民と議会のつどい」が開かれました。
共通して出された意見は、下関市と豊浦郡4町の合併は郡部にとって悪いことばかりだったと言うことです。
合併以前であれば、地方交付税などが豊田町に入っていたが、今は「何もしてくれない」ということです。
旧郡部を中心とした農村部の衰退は深刻です。表は下関市の農業統計資料です。左側の数値が米の生産額(千万円)、右側が農家(戸)の推移です。往年の半分になっています。
農村地帯は、食料生産地だけでなく環境保全で大きな役割を果たしています。例えば水田がなくなれば保水力が落ち水害の恐れが増します。農村部に人が暮らしてこそ日本全体の食糧や環境が守れます。
生活バス 料金6倍に
郊外部は都市部と比べ利便性に劣ります。それだけに手厚い制度が必要です。
合併前、路線バスの走らない地域で運行されていた生活バスは運行範囲内では100円でしたが、キョリ制に改悪され最大600円になりました。平準化を計ったと言いますが、農村部の市民は不便な生活を強いられながら食料・環境を守り頑張っています。
下関市の基幹産業である農・漁業の振興なくして明日の下関なしです。
千万円 | 戸 | |
昭和50年 | 908 | 10791 |
昭和55年 | 716 | 9648 |
昭和60年 | 789 | 9060 |
平成 2年 | 726 | 7468 |
平成 3年 | 618 | |
平成 4年 | 703 | |
平成 5年 | 744 | |
平成 6年 | 863 | |
平成 7年 | 748 | 6857 |
平成 8年 | 684 | |
平成 9年 | 636 | |
平成10年 | 648 | |
平成11年 | 527 | |
平成12年 | 540 | 6341 |
平成13年 | 524 | |
平成14年 | 481 | |
平成15年 | 534 | |
平成16年 | 398 | |
平成17年 | 454 | 5946 |
平成18年 | 432 |
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