南海トラフ地震 震源域、従来想定の2倍 政府・中間報告
ムダをやめ災害対策に全力を!
18日、下関市は、長門市と共同で大規模地震を想定した合同防災図上訓練を行いました。
菊川断層帯を震源とするマグニチュード7の地震が発生し、下関市では震度7から6弱、長門市では震度6強から6弱の激しい揺れに見舞われたとの想定です。
近年、相次いで大地震や台風・豪雨など大規模な自然災害が発生しており大切な訓練です。
近づく巨大地震
昨年12月末、政府の有識者会議は、連動発生の可能性がある東海・東南海・南海地震に備えるため、震源域の従来想定を見直し、約2倍の範囲に広げることなどを盛り込んだ中間報告を公表しました。
想定マグニチュード(M)は従来の8.7から9.0程度に引き上げられる見通しです。 南海トラフは西日本の太平洋側にある海底の溝で、巨大地震が100~150年の間隔で繰り返し発生しています。
この中間報告を受けて岡山、広島、山口の各県も防災計画の抜本的な見直しが必要と言われています。
災害に強い街を
「安心安全の街」はみんなの願いです。建物や橋の耐震化だけでなく下関市の場合、豪雨や高潮などにもしっかりと備えなければなりません。
現在、王司などの海岸線で高潮に備えて堤防のかさ上げが行われていますが、津波対策は十分なのか政府の中間報告によれば疑問です。いずれにしても公共事業の柱を災害対策に置くことこそ肝要です。
このためには、大きな財源が必要なことも事実です。
市民への説明や納得もなく進められる市役所本庁舎の建て替えや一隻のコンテナも入港しない沖合人工島など市民の目線でムダな計画と思われるものをきっぱりと中止すれば下関でも災害に強い街づくりは可能です。
下関在住の田中慎弥さん芥川賞受賞
受賞会見で石原都知事へ痛烈な皮肉
17日、芥川賞の選考委員会が開かれ下関在住の田中慎也さんの「共喰い」が選ばれました。
田中さんは下関中央工出身の39歳です。
受賞会見の席上で田中さんは、「(受賞を)断って気の小さい選考委員が倒れたりすると、都政が混乱しますので、都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやる」と発言し衝撃が走りました。
しかし、これには前段があって前日、石原氏が「……バカみたいな作品ばかり」と批判。
彼のその痛烈なお返しでした。
石原氏が作家であったのは遠い昔。賞の選考委員だということすら知る人は少ないのでは。 田中氏の発言を聞いた石原氏は選考委員を辞退。当然。事の顛末がわかって田中氏への共感が広がっています。痛快です。
現在、田中絹代ぶんか館では、田中慎也作品の記念展示が行われています。
バス停に屋根が
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