近藤栄次郎の下関通信

1271号（2017年2月19日）児童・生徒 往時の半分以下・「がん検診」増えない受診数・市政について革新懇が学習会・下関消防局の新支援車

 

市予算案資料より

児童・生徒　往時の半分以下

市 立 小 中 学 校 の 推 移
		Ｓ58	Ｓ63	Ｈ5	Ｈ10	Ｈ15	Ｈ20	Ｈ25	Ｈ27	Ｈ28
小学校	学校数	54	55	56	56	54	54	54	51	50
	学級数	841	763	703	604	559	539	513	504	499
	児童数	30,890	25,174	21,488	17,499	15,613	14,557	13,095	12,732	12,626
中学校	学校数	25	26	27	27	27	23	22	22	22
	学級数	362	369	334	296	257	245	218	214	211
	生徒数	14,818	15,027	11,817	10,323	8,157	7,250	6,537	6,298	6,159

　人口減少時代ですが、下関市の急減ぶりは深刻です。
　福祉、教育を充実させ、医療費、給食の無料化や高校生の通学費補助などを行っている市町村では、減少を食い止め人口を増やしています。下関市の福祉、教育の遅れは下関の将来を危うくするものです。

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 増えない受診数

　定期的な「がん検診」は大切ですが、表のように受診者は増えるどころが減少しています。
　市民が受診しやすい仕組みを作ることが求められています。

下関市におけるがん検診受診者数の推移
	肺がん	胃がん	大腸がん	子宮がん	乳がん	内）新規受診者
Ｈ23	8,669	4,246	8,715	12,271	4,841	8,994
Ｈ24	8,441	4,154	9,609	12,027	4,674	9,780
Ｈ25	3,474	3,702	7,773	11,350	4,526	7,055
Ｈ26	3,641	3,783	8,081	10,165	3,228	6,459
Ｈ27	4,091	4,057	9,362	10,765	3,977	7,115

 

　１１日、市政について革新懇が学習会を行いました。

 

下関市立大学問題を報告する関野教授

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下関消防局　８３００万円の支援車をお披露目しました。

大規模災害などの派遣時に隊員の生活を確保するなど様々な活躍が期待できそうです。

室内　ベットにも椅子にもなります。

雑文集「番茶で一服」…安倍総理が国会の答弁で「云々」（うんぬん）を「でんでん」と言って失笑を買っている。今年の流行語大賞にノミネートされる観測も。こんな雑文を書いたが直後

 

　安倍総理が国会の答弁で「云々」（うんぬん）を「でんでん」と言って失笑を買っている。今年の流行語大賞にノミネートされる観測も。

　以前は、麻生さんも未曾有（みぞう）を「みぞゆう」と言って大笑いされた。

　国語力が全体に落ちているとの声もあるが、一国の総理が字が読めなくてよいのかとの批判は強い。

　政治家は、学歴や生い立ちは関係なく有権者の支持があればなれる。だからこそおのれを自覚して字を知らなければ漢字に振り仮名をつけるとか、私のように英語には片仮名をつけるべきだ。

　話は若干づれるが、私もそのひとり。漢字を読めても書けない人も増えている。例えば「急遽」、最近では「急きょ」と書くことが多い。パソコンでほとんど、文章を作る私にとって、「遽」を手書きすることは無理だ。書けない漢字が年々増えていると実感する。

　さらに「齟齬」「自重」「踏襲」「杞憂」など読みや意味も書くのも難しい漢字もある。片手でスマホをパッパと叩いて文章を簡単につくる多くの若者たち。

　日本の漢字文化はどうなると嘆く人もいるが、案外、国際化のなかで外国人にも「優しい漢字」になっていくのではないか。

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２月１９日（日）

社会福祉法人　中部（なかべ）少年学院　創立７０周年の記念式典・祝賀会

中部少年学院は、戦争孤児などを守り育てるために小野倉蔵夫婦が始めた献身的な事業です。私の家の近くにあります。

地元の市議の一人として来賓に招かれました。

当日は、安倍総理夫妻も参加されました。

写真は、「オペラユニットLEGEND」を演奏時のです。

1270号（2017年２月12日）山口４区共産党新春のつどいに民進や社民などの市議も参加・新年度予算案より ふるさと納税３倍になるの・増え続ける空き家

 

新しい政治実現に本気で共闘を！

山口４区共産党新春のつどいに民進や社民などの市議も参加

衆院選を闘う垣内、西岡さんと県・市議団

　５日、山口４区（下関市・長門市）の新春のつどいが開かれました。
　これには衆院比例中国ブロックの垣内京美さんも駆けつけ決意表明しました。
　垣内さんは「中国ブロックで２議席を」の目標を共産党は掲げましたが大平衆議院と並ぶ比例の予定候補です。
　参加者が特に感動したのは、野党共闘で「アベ政治を倒そう」と一致している民進党・社民党の市議等が参加したことです。
　野党が共闘すれば、衆議院選挙でも自民・公明を追いつめられることは、各マスコミも伝えています。
　政治を本気で変えよう。

【左から共産・片山、民進・酒本、社民・山下、無所属・田辺各市議】

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新年度予算案より

３月に市長選挙が行われるために、今年の予算議会は通常より１か月早く２月に行われます。予算案の中から市民の皆様に関心があることや問題点を逐次、紹介したいと思います。 　予算案に対する本会議場での個人質問は、14日、16日、17日に行われます。 　※数字等は、市の予算説明書からの転載です。

 

ふるさと納税　３倍になるの

	単位	Ｈ27	Ｈ28	Ｈ29
ふるさと納税寄付金額	千円	154,893	145,280	500,000
受付、返礼送付等の事業費		47,647	43,715	319,118

 　国の「ふるさと納税制度は、平成20年に始まりました。全国の市町村に寄付をすれば、お礼に特産物が送られ確定申告すれば納税額の一部が還付される制度です。
　下関市の場合、返礼品に「ふく」を追加した平成26年から寄付額が１億円を超えています。
　予算説明資料では、民間会社に宣伝を含め業務委託して、いっきに、ふるさと納税寄付金額をこれまでの３倍以上にして、差し引き２億円の増収を図ろうとしていますが、果たして、実現できるのでしょうか。事業費だけかさむことのないように求めます。

増え続ける空き家

危険家屋除却件数	Ｈ27	Ｈ28	Ｈ29
	13件	20件	３５件

 

	Ｈ20	Ｈ25
総住宅数	140,220戸	139560戸
空き家数	21700戸	22830戸
内賃貸、売却等空き家	10300戸	10970戸
内その空き家	11400戸	11860戸
内腐朽・破損あり	5600戸	5770戸

　特別措置法に基づき「危険家屋」に対して助言や指導、除却のための補助金制度も生まれましたが、所有権等の問題もあり、除却される数より危険家屋は増えています。

散文集「番茶で一服」…ツィッター、フェースブックやラインなど世にいうＳＮＳで各地に新名所が広がっているとのこと。

　

ツィッター、フェースブックやラインなど世にいうＳＮＳで各地に新名所が広がっているとのこと。

　朝、テレビを見ていたら、ある無人駅から海と雪が同時に見えるからと、急激に外国人観光客がふえているとのこと。

　長門市油谷の潮吹きと稲成神社もＳＮＳで、今や日本の新名所になろうとしている。この地は、絶景であり過去にも何度か行ったが、改めて、その人気ぶりを知りたくて行ってみた。

　国道をはずれ山を越えて海岸まで出ないといけないが、その山道に県外ナンバーの車の行列。大型観光バスの姿も、これでは近接の農家の方は、はた迷惑と思っているのではないか。

　すれ違う車も多く疲れ果て、やっと着いたら駐車場に入れず空きを待つ車の群れ。

　ＳＮＳで感動を知人に知らせることは良いことだが、道路などの交通事情を是非、伝えてもらいたい。

　下関にも観光パンフに載ってなくても絶景の地はたくさんある。近くでは旧・彦島有料道路のサービスエリア、北浦の海に心が休まる。彦島南公園。海峡を別の角度から眺められ海峡を新発見したような気分になる…。

　ＳＮＳが選挙運動を含めて世界を変えようとしている。今年は、もっとＳＮＳに熟達したい。

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長門市油谷町の稲成神社（津和野の稲成神社の分霊）今や大人気

稲荷神社の先にある「潮吹き」…以前は、こちらの方が有名だった。

潮の満ち引きでおきるので、この時は潮を噴き上げていなかった。

旧・彦島有料道路駐車場から見た響灘（玄界灘）

散文集「番茶で一服」…玉ねぎの球がそれなりに大きくなりますように、ジャガイモの芽が地上に出ますように

　猫の目のように天候が目まぐるしく変わる。日ごとに寒かったり暖かかったり、雨かと思えば翌日は快晴。おかげで風邪気味の方の多いこと。だが、風邪は万病の元、気をつけないと。

　先週の土曜日は快晴。郊外につくっている小さな畑にジャガイモを植え付けに行ってきた。

　「こんちゃん農園」と名付けたこの家庭菜園。百姓の経験は皆無故に、逆に興味いっぱいで色々なものを植えたが、作業に行くのはせいぜい月に一回程度、また、人の往来が少ない場所なので、なんとカラスの楽園に。収穫時期になると、カラスがやってきて収奪。

　それで、カラスが食べないサツマイモだけに絞りうまくいっていたが４年前に、収穫に行ったら、なんと、掘り返されイモは全くなし。タヌキが犯人という説と、いや人間だという説で大論争。結局、当分、家庭菜園は中止。

　昨年、やっぱりやりたい気持ちが高まり再開。５月の連休に畑を作り６月にサツマイモを植えて秋に収穫。成功。

　気を良くして、そのあとに玉ねぎを植え、余ったところに先週、ジャガイモを植えた。男爵、メークイン、北あかりと、少しづつ。

　玉ねぎの球がそれなりに大きくなりますように、ジャガイモの芽が地上に出ますように。

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1269号（2017年2月5日）下関の急激な人口減少を招いた自民党政治 「国・県の強いパイプ」で下関は繁栄したか・市長選で討論会を！ 市立大学生などが企画・来年度予算案新規事業

 

下関の急激な人口減少を招いた自民党政治

「国・県の強いパイプ」で下関は繁栄したか

　写真は、自民党の広報紙です。３月の市長選に出馬を表明している前田晋太郎氏と安倍総理が握手しながら、「元気な下関を取り戻す」と訴えているものです。
　例え地元とは言え、一国の総理が首長選挙に介在するのは如何なものかという市民の批判もありますが、そのことはさておき、「元気でない下関」をつくったのは、誰でしょうか。長年、続いた自民党型の市政ではないでしょうか。
　この広報紙では、下関の人口減少を嘆き、自民党ならば、総理ならば、人口減少に歯止めをかけられるといっているようです。
　しかし、下関が他の地域よりも人口減少が大きいのは、データでも明らかなような自民党が推し進めた政策を市政が忠実に進めた結果です。
　市内を地区別にみると人口減少が激しいのは豊北町地区や彦島地区などです。豊北町は農漁業つぶし、彦島は大企業の海外進出により働く場が奪われたためです。いずれも自民党政治としての国策です。国との強いパイプを市政の売りとしてきた結果が衰退だということは市民の実感です。
　人口減少時代にあっても増加させている市や町もあります。これらの自治体は、一様に福祉や教育を充実させ、地場産業の育成に積極的です。
　高校生までの医療費無料化、高校通学費補助など、様々な視点から施策を充実させ困難の中でも人口を増加させています。
　先日、共産党市議団が視察した下関とほぼ同一人口の明石市。中学生までの医療費無料化など福祉、教育の施策で、総理との直接のパイプはないけれど人口を増やしていました。
　「国・県との強いパイプを生かして元気な下関を創る」、なんと空疎な宣伝でしょうか。

市長選で討論会を！

市立大学生などが企画

　下関市長選が３月５日告示、１２日投開票で行われます。
　自民党の安倍派、林派の代理戦争と報道しているマスコミもありますが、立候補を予定している方がどのような政策を持っているのか「政治が分からない方に聞いてほしいです」と下関市立大の学生らが立候補予定者を招いた公開討論会を行います。
　２月１５日（水）午後３時より生涯学習プラザで開催され、雇用など若者の将来に関わる質問を立候補予定者に直接聞きます。
　これまでに立候補を表明した現職の中尾友昭氏（６７）、前市議の前田晋太郎氏（４０）、元市議の松村正剛氏（６３）の３氏に参加を呼びかけているとのことです。３氏は是非、討論会に参加して欲しいものです。

来年度予算案新規事業

　１月３０日、平成２９年度下関市予算案が発表されました。新規事業の一部を紹介します。
●小・中学校へ様式トイレ
●向井小裏門薄い排水対策
●下商講堂吊天井耐震補強
●土砂災害特別警戒区域等移転改修補助金制度
●競艇夜間レース
●国道印内交差点改良工事土地先行取得
●団体、民生委員等と連携し高齢者の生活支援構築

散文集「番茶で一服」…嘘やゴマカシがまかり通る世は怖い。「就任式を見た観衆は過去最多だった」と報道官に言わせたトランプ米大統領。

 

　嘘やゴマカシがまかり通る世は怖い。

　「就任式を見た観衆は過去最多だった」と報道官に言わせたトランプ米大統領。テレビ映像で比較が盛んにおこなわれていたが、トランプの式典がガラガラなのは万人の認めるところ。

　「南京虐殺事件はなかった」とする自らの本を自らが経営する全国のホテルにおいて、抗議を受けても撤回しないアパホテルの社長。虐殺事件を否定したい日本政府でも「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」として、「なかった」とは言っていない。

　安倍総理の演説にもゴマカシが目立つ。嘘やゴマカシが公権力を使って行われると、政治はやがて独裁政治になっていく。

　日本のマスコミは右傾化し体制批判が全く消えたといわれる。そのとおり、その点では米国のメディアは闘っている。

　だが、日本の個々のジャーナリストは、こうした世相を良しとせず、一部ではあるが頑張っている人もいると実感する。

　青木理さんの「安倍三代」。力作。

　ＨＰを調べていたら日本テレビが【しゃべってから死ぬ、封印された陣中日記】という番組を放映していた。これもしっかりと南京事件を告発している。すべての報道機関が頑張って欲しい。

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２０００年に知人たちと南京虐殺記念館を訪れました。

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館長や被害者の方の話も聞きました。数は色々言われていますが、虐殺があったことは紛れもない事実だと改めて実感しました。