下関市は子どもの貧困対策に本腰を
朝食をまったく食べてこない子 小学校1.1% 22人 中学校1.6% 33人 |
今や6人に1人の子どもは貧困といわれ、また、「貧困の連鎖」が深刻です。働きながら生活保護水準以下の収入しかないワーキングプア世帯は、就業者世帯の4・2%から9・7%と2倍にもなっています。「貯蓄ゼロ世帯」は30・9%、この20年近くで3倍と急増しています。
こうした背景のもと、子どもの貧困解消のため、平成25年6月、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立しました。
以来3年、子どもの貧困対策は向上したのでしょうか。
12月市議会での私の一般質問への市の答弁では、まったく何もやっていないに等しい状況です。
貧困の実態調査でも、せいぜい表のように「朝食をまったく食べてこない子」の数を調べた程度です。
そして、食べてこられない子どもへの対応を考えていないことは驚きです。
パンやおにぎりをこっそり与える先生もおられるようですが、子どもの貧困対策に取り組んでいるボランティアもいます。
下関市でも「子ども食堂」や「無料塾」にボランティアが取り組んでいます。
こうしたボランティア活動を市が支援する動きも始まっています。兵庫県明石市では、子ども食堂を小学校区単位で設立しボランティアと共同で運営するといっています。
下関市では、これから貧困の実態を調査し対策を立てると最後に答弁しました。 あまりに遅すぎる動きです。子どもたちは社会の宝、早急に思い切った取り組みを切望します。
誰の子どもも殺させない
安保法制に反対するママの会・西郷さん講演
18日、総がかり行動しものせき地区実行委員会の総会で、「安保法制に反対するママの会」の西郷さんの講演がありました。西郷さんは、京都大学院生で3児の母親です。
安保法制反対に至ったのは、娘さんや息子さんの言葉だったそうです。子どもの澄んだ眼の、そこに常に立ち返るというお話しには感動しました。
「戦場に行くなら安保法制を強行する自民党議員の子どもが行けと言う人もいるが、憲法は戦争を禁じているし、誰の子どもも殺させない」ことが大切と強調しました。紋切り型のキャッチフレーズで、投票に行かない人の心を動かせるだろうかという問いかけには身にしみました。
また、上から目線の語り口でないことにも大変感動しました。「等身大のありのままの試行錯誤の姿を伝えよう、自分の言葉で」という呼びかけは肝に銘じたいと思います。
共産党市議団の一般質問項目
片 山 房 一 |
1.公民館を市民の学習の場、まちづくりの拠点として使いやすい施設とするために 2.教師が子供たちと向き合う時間を確保し、誇りとやりがいを持てる環境を確保するために 3.国民健康保険について |
江 原 満寿男 | 1.下関農業振興対策 2.地方創生交付金事業の有効活用 |
桧 垣 徳 雄 | 1.高齢者やなどの家庭ごみ戸別収集を
2.小・中学校における夏場の暑さ対策はどう進んだのか 3.本人の意思とは無関係に市はマイナンバーを職場に通知することは止めよ |
近 藤 栄次郎 |
1.子どもの貧困対策充実について
2.介護保険の総合事業について 3.住宅リフォーム助成制度について |
コメント
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