日本最大の広告代理店「電通」の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が、クリスマスの日に過労自殺してから1年。母の幸美さんが手記を公表しマスコミの多くは全文を掲載した。
無念でやりきれない母親の心情がよくわかる。
その中でも「会社の深夜の仕事が、東京の夜景をつくっている」と生前、娘が母親に語っていたくだりに私は、居たたまれない。
日本の都会は夜景がきれいという。それは確か。だが、そのきれいな夜景をつくっているのは、オフィスビル。海外ではオフィス街は、夜になるといっせいに暗くなる。数少ない海外旅行でも実感した。深夜までの残業のせいだ。その過酷な労働が「美しい夜景」をつくっている。
12月市議会で、共産党会派の一員である片山議員が、教員の超過勤務時間問題を取り上げたが、ある中学校では月平均80時間の残業にもなっているとの教育委員会の答弁だった。平均でも1日、4時間も残業していることになる。
私が三菱に勤めていた頃、定時は5時。忙しくて残業しても6時には退社していた。多くの人の普通の姿だった。
余りに異常な日本。本当に許せないと、昔、会社よりの労組幹部も怒っている。力あわせて改革へ頑張ろう。
左側が南部町郵便局…1900年(明治33年)
国の登録有形文化財として登録されています。
左側が旧秋田商会
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。