大型開発の膨張
またバラマキを繰り返すのか
消費税増税で「第二関門橋」
安倍晋三政権が大型開発事業の推進・復活の動きを本格化させています。消費税率を17年ぶりに引き上げる2014年度予算案は、公共事業費を2年連続で増加させ道路、港湾、空港などの建設・整備の予算を大きく上積みしました。「国は財政危機で、社会保障に回すお金がない」と国民に消費税増税を迫っておきながら、大企業やゼネコンのもうけのために不要不急の大型開発に巨額な税金をバラまくことは、まったくスジが通りません。
一昨年末に政権復帰した安倍政権の2度目の予算となる14年度予算案で、公共事業費は13年度比12・9%増の5兆9千億円余となり、軍事費と並び優遇されました 「国土強靱化推進本部」(本部長・安倍首相)が設置され、5月にも「基本計画」を閣議決定する方針です。
この動きのなかで、過去にムダと批判され、かつての自公政権によって凍結された海峡横断道路計画が復活する動きなどが表面化しています。 国の財政をますます危機的にするムダと浪費の拡大を繰り返すのは絶対に許されません。
あわせて、国の巨大公共事業には、人工島建設に見られるように、多額の地元負担が伴います。
橋から国道や高速道などにつなぐ新たな道路(下関西道路計画)建設が必要となり地元の負担が増加します。
今、公共事業は、自然災害から国民の生命や財産を守るため、地域と住民に密着したきめ細かな施策を最優先にすべきです。そこにこそ政治の役割が求められます。
下関漁港の水揚げ高
グラフは、市が作成した過去10年間の下関、長崎、福岡、唐津、松浦漁港の水揚げ高の推移です。
下関は漸減です。特徴的なことは、大消費地を背後に抱える福岡の水揚げ高の落ち込みです。どう分析し下関の再生に役立てるか、これからの課題です。
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