傍若無人 米オスプレイ
下関市街地上空を飛行
沖縄の米海兵隊普天間基地への配備のため、岩国基地に一時駐機しているオスプレイ。山口県など安全性の懸念を無視して米軍は21日、試験飛行を強行しました。
オスプレイ配備に関する日米合同委員会の覚書(19日発表)は、人口密集地を避け可能な限り水上を飛行するとなっていました。
防衛省も当初、「岩国から瀬戸内海に抜け、海上を通りながら下関沖(響灘)の訓練空域に向かう」と言っていました。
ところが関門海峡の海上ではなく下関の市街地を飛びました。写真(山口新聞をスキャン)では、明らかに海峡ゆめタワーより陸地側を飛行しています。
市長も「強く抗議したい」とマスコミへコメントしました。
在日米軍が約束を守ったことはないと言われていますが、下関市でもその指摘が証明されました。
今回の件で、日米安保条約は、日本を守るものではなく、また対等平等ではないことを市民は実感しました。
欠陥機「オスプレイ」の沖縄配備に断固として反対の運動を強めるとともに、日本の悪弊となっている「アメリカ言いなり」の根幹にある日米安保についても論議を深めていきましょう。
30日には、岩国で緊急の大集会も開かれます。
下関保健所にも線量計が
昨年9月の市議会一般質問の私のテーマのひとつが「下関市の放射能検査の充実」でした。福島の原発事故以後、下関でも牛肉や堆肥から放射能が検出され問題になりました。下関保健所では、その都度、山口県に検査を依頼し対処していました。
その時、機器の購入に前向きの答弁がありましたが、今秋、写真のような携帯用の検査機器と固定用の機器が設置されました。有効活用を願います。
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