3月12~13日の個人質問における一部をお伝えします
失業者に寄り添わない冷たい市政
学校図書室問題に関連して
「雇用不安」が深刻にもかかわらず下関市の「緊急雇用対策」は前年と比べて約8億円から4億円に減少しています。
原資は全額、国の措置。これでは不十分です。
学校図書室の担当職員の充実について国の地方交付税が増額になっていることに関して、その施策の内容をただしたところ市は充実をはかるが、その原資は「緊急雇用対策」の費用を使うと言います。
学校図書室の担当職員の充実に対する国の措置は3800万円。それではこの金はどこに消えた!市の答弁は「地方交付税はどこに使おうと構わない」とのことです。
学校図書室充実の原資を国の交付税措置にすれば、実質的に「雇用対策」は4億円から更に3800万円、加算することができます。
失業で苦しむ市民に寄り添わない冷たい市政と言わざるを得ません。
認知症相談対策の充実を
介護保険料が過去最大の上げ幅で引き上げられようとしています。(アップ率26%)
負担に耐えられない市民の怒りを伝えるとともに、介護事業では高齢者の認知症問題を取り上げました。
身寄りのない高齢者の市長による成年後見人制度が年々増えていることが報告されるとともに、地域包括センターなど寄せられる認知症の相談も多数あるとのことです。
高齢者の認知症で苦しむ家族は多く、「任意後見」制度などを含めて気楽に相談に乗れる体制をつくるよう要望しました。
花いっぱい運動 自治会要望の7割
自治会、老人会、婦人会、子供会などが道路の花壇を整備しています。
この苗を下関市が供給していますが、量が足らない、品種が少ないなど地域から不満の声が上がっています。
苗は市施設「勝山描ほ」で年間約7万株つくられていますが申込希望数に対して約7割に過ぎません。
観光戦略を言うのならば地に足のついた取組が必要で花いっぱいの街づくりも大切な施策です。対策の充実強化を求めました。
大丈夫?中学校の武道正課
4月から中学校で武道が正課として必修科目になります。
下関市は圧倒的な学校が柔道を選択しています。
専門家が問題としているのは、他のスポーツと比べて柔道の事故発生率が高いことです。死亡事故も多く生まれています。
教育委員会は「地域の柔道経験者にも協力してもらって万全を期したい」とのことですが議会答弁を聞いても説得力に欠けます。
12~13日の個人質問項目
№ | 項 目 |
1 | 鯨肉普及について |
2 | 3セク「まちづくり会社」出資金について |
3 | 巌流島観光や花壇整備について |
4 | 消防施設整備業務について |
5 | 図書室の整備と緊急雇用対策について |
6 | 中学校で武道が正課になることについて |
7 | 市立大学運営交付金について |
8 | 下関体育館と武道館の役割分担について |
9 | 公債費について |
10 | 市税について |
11 | 地方交付税について |
12 | 子どものための手当負担金について |
13 | 国民健康保険料について |
14 | 介護保険料料及び認知症相談事業について |
15 | 競艇事業について |
被災地にお米を 党事務所に続々!
被災地にお米を送ろうと「1人1合」運動を「赤旗」読者のみなさんに呼びかけたところ事務所に多くの賛同者がお米を提供。(写真)中には、合計60キロの白米を名前も告げず届けた人も。お米は、4月に直接東北に届けます。
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