市議会一般質問
自然エネルギーは現行発電量より10倍
下関も太陽光発電など積極的な普及を!
9月市議会の一般質問で共産党市議団は、自然エネルギー普及、防災計画、学校の耐震化や市庁舎建て替え問題などを取り上げました。
自然エネルギー問題では環境省の資料によっても自然エネルギーを活用すれば原発に依存しなくても十分電力はまかなえ、更に火力発電も減らすことができることを明らかにして下関市が自然エネルギー活用に積極的になるように迫りました。
表は県内の自然エネルギー活用の実態ですが、特に太陽光発電の一般住宅の普及は遅れています。市の方針は「補助制度を検討する」と言いながらいまだに実現していません。制度の確立を早急に行うよう強く求めました。
また、公共施設への導入も遅れています。新旧、様々な公共施設に太陽光発電施設を設置するよう求めました。
風力発電は県内では設置が進んでいます。だが、羽根による「風切り音」公害も起きており慎重に導入を進めるよう求めました。現在、民間による洋上風力発電の検討も行われています。
山口県の自然エネルギー
県商政課資料より
■太陽光発電 55,053kW 平成22年8月時点 | ||
長州産業㈱本社工場 | 100.8kW | |
美祢セントラルパークゴルフクラブ | 90kW | |
山口県周南総合庁舎 | 67kW | |
山口県産業技術センター | 50.4kW | |
宇部市ヒストリア宇部 | 40kW | |
光市立浅江中学校 | 40kW | |
光市立光井中学校 | 40kW | |
宇部市立厚東中学校 | 37kW | |
きらら多目的ドーム | 30KW | |
防府市消防本部 | 30kW | |
山口市不燃物中間処理センター | 28.4kW | |
つのしま自然館 | 23.1kW | |
㈱トクヤマ徳山製造所 | 21KW | |
山口県庁舎、小中学校等(20施設) | 20kW | |
一般住宅用(平成22年度末(13、708戸) | 52,829kW | |
■風力発電 55基 113,450KW 平成23年6月時点 | ||
下関市(豊北町、豊浦町) | 42基 | 95,000kW |
長門市(油谷町) | 6基 | 7,950kW |
平生町 | 7基 | 10,500kW |
市議団主催で産廃学習会
日本共産党市議団は17日、水道水源である木屋川支流域に建設された産業廃棄物最終処分場の問題について、勤労福祉会館で学習会を開きました。 学習会では、処分場差し止め裁判の原告団の1人でもある溝内早智子元市議や「命の水を守る会」役員の岡藤和代元豊田町議が報告。 参加者からの質問にも答えて、「廃棄物は安定5品目(建設廃材など)と言っても、実際は何が入るかわからない。処分場が稼動すれば取り返しがつかない」などと、他市の例を参考にその危険性を訴えました。 参加者からは「この問題はほとんどの人が知らない。もっと知ってもらう必要がある」などの指摘があり、署名運動の広がりの大切さを確認しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 産廃最終処分場は豊田町に隣接する美祢市の山間に建設されましたが、住民訴訟で差し止め処分となり係争中。 10月3日に地裁下関支部で公判が予定されています。署名運動のご協力を。 |
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