募集60名 応募6名
来年4月 市立でなくなる中央病院 看護師募集しても集まらず
来年4月から、市の直営から切り離されて地方独立行政法人になる市立中央病院。
「7対1看護」への移行を目指して、看護師60名の募集をかけていましたが、締切(7月15日)を過ぎても応募者が数名という深刻な状態です。
看護師大募集の背景は
「7対1看護」とは、入院患者7人につき看護師1人を配置するという看護体制のこと。病院の収入となる診療報酬が06年に改定された際、それまでの最高「10対1」を上回る基準として導入されました。患者1人当たりの入院基本料(1日当たり)も、「10対1」を2860 円上回る1 万5550円になります。
中央病院当局も、現行の「10対1」から「7対1」に移行させることで「年間3億円程度の増収」を見込んで看護師の募集を行いましたが、結果は無残です。
いまでも不足の看護師
中央病院では、今でも看護師が不足し、残った看護師も過重負担に耐えられず辞めていくという悪循環に。
ついには今年4月から1病棟閉鎖という事態にも。 こうした状況を打開するために市当局は、来年4月から経営の自由度が増すとして独法化を強行していますが、問題は独法化によって市職員でなくなることです。
医療や年金は地方公務員等共済組合法が適用されるとはいえ、給与や退職金等、その他の雇用条件は病院の業績に左右されかねません。このことが応募の少ない理由では、と思います。
市立を守ってこそ中央病院の使命も果たせ看護師も確保できる
私と明石議員は先週、徳島市立病院を視察しました。「市立」をしっかり守り「7体1」の看護体制も確立し黒字化を果たしていました。中央病院は市立であってこそ看護師も確保でき市民も安心です。
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中国電力管内は原発がなくても電力は十分
政府試算
すべての原発を停止したら電力需給はどうなるか、政府の試算が報道されましたが、それによれば「来夏、9%の電力不足が見込まれる」とのことです。
電力不足の最高は、関西電力管内の▲19・3%です。電力制限令が出された東京電力は▲13・4%です。
しかし、今夏の各地の需給量が発表されていますが、東京電力管内でも80%前後の使用量しかなく『節電を声高にいう背後に原発推進が見える」との批判や疑問が起きています。
私たちが住む中国手電力管内は、政府の試算によっても松江の原発がすべて停止しても、なお且つ、来夏、2・7%の電力過剰となります。
山口県上関原発建設はまったく不要であり、島根原発を廃炉にしても電力はあります。
加えて太陽光発電などが普及すれば電気は十分、確保できます。原発ゼロ署名、がんばりましょう。
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7月29日、帆船「海王丸」があるかぽーと岸壁に寄港しました。 「海王丸」は航海訓練所の練習船で、全長約110m、各地の海技学校の実習生約80人が乗り込み訓練をしているとのことでした。 帆をはれば「白い貴婦人」と呼ばれるほど優雅ですが、私が撮影する時はあいにくなし。
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