9月市議会
水道料金改定など値上げ議案
水道料金値上げ率24%
円高による不況が進行する中、市民生活は大変ですが、下関市は9月市議会に住民票などの手数料や水道料の大幅引き上げを提案しています。
水道料の引き上げでは平均改定率は20・94%となっていますが、一般家庭が使用する1ヵ月平均20立方㍍では24%アップとなります。
また今回の改定案では、基本水量(1~10立方㍍)=基本料金(13㎜口径なら一律1029円、20㎜口径なら1638円)の「基本水量制」を廃止し、すべて従量料金制となります。
しかし、基本水量制がなくなっても基本料金制は残るので使わなくても1155円かかり、現行の1029円より126円高くなります。
引き上げの理由はいくつかありますが、財政見通しで、H22年度 4億7千万円の赤字見込み、以降連続赤字などとの試算を上げています。
水道料金は平成8年6月に改定されて以来14年ぶりの引き上げですが、賃金の引き下げや税や公共料金の引き上げによって一般市民の貧困化は進行しています。
下関市は値上げ回避のために経費節減など一層の効率化やその他の手段を真剣に講ずべきです。
1ヶ月に20m3使用した場合の料金(単位:円) | |||
基本料金 | 従量料金 | 合 計 | |
現 行 | 1,029 | 1,500 | 2,529 |
改定案 | 1,155 | 1,980 | 3,135 |
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下関市に住宅リフォーム助成制度を
1154人が議会請願
下関民主商工会などでつくる「下関市に住宅リフォーム資金助成制度の創設を求める会」は、企業・団体・個人総計、1,154人の署名を添えて議会請願をしました。
同制度は、住宅リフォームを地元業者に頼めば市から助成されるもので、経済波及効果が大きいとして全国で広まっていますが、県内でも山陽小野田市に続いて防府市や宇部市でも実施されようとしています。下関市でも実現させましょう。
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観光客数、大幅増だが
宿泊者は伸びず通過型…
観光客数の推移 単位 人
平成13年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成21年 | |
旧下関市 | 3,349,520 | 3,414,663 | 3,579,724 | 3,686,497 |
旧菊川町 | 220,146 | 211,932 | 492,980 | 394,460 |
旧豊田町 | 538,540 | 518,038 | 963,097 | 951,037 |
旧豊浦町 | 563,476 | 491,195 | 521,602 | 488,532 |
旧豊北町 | 613,416 | 571,933 | 571,246 | 492,671 |
合 計 | 5,285,098 | 5,207,761 | 6,128,649 | 6,013,197 |
宿泊者数の推移 単位 人
平成13年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成21年 | |
旧下関市 | 552,807 | 586,754 | 603,574 | 545,579 |
旧菊川町 | 8,322 | 7,154 | 7,053 | 2,084 |
旧豊田町 | 73,130 | 52,028 | 57,853 | 49,973 |
旧豊浦町 | 59,489 | 58,000 | 44,957 | 37,653 |
旧豊北町 | 69,284 | 57,981 | 66,967 | 62,218 |
合 計 | 763,032 | 761,917 | 780,404 | 697,507 |
表は下関市のデータです。観光消費額は、一人当たり日帰り客5千円、宿泊客2万5千円と言われていますが、下関の観光の問題やこれからの課題について皆さんのご意見を期待します。
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