73年の歴史に幕 旧・大洋漁業ビル解体
昨年、旧・大洋漁業ビルが解体され更地になり、下関駅西口の衰退がよりいっそう目立っています。
同ビルは、昭和11年(1936)に「林兼商店」の本社として建設。そこから出漁する捕鯨母船に無線で指示を出していたといいます。
「林兼商店」は、戦後すぐに「大洋漁業」に社名を変え、水産大手として昭和24年には東京に本社を移し、下関は支店に格下げ。
昭和17年、関門鉄道トンネルの開通にともなって下関駅が現在地に移転。戦後、下関駅西口は下関大丸の開業や下関漁港の繁栄などで、それでも市内ではもっとも賑やかな地域となりましたが、同ビルの解体によって往時の建物の多くがなくなり、寂しさひとしおです。(写真は解体前の同ビルです。)
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今週号は下関市役所建て替え問題をお知らせしています。
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