32億円 旧・国鉄幡生ヤード跡地
利用されず草ぼうぼう
旧・国鉄幡生ヤード跡地(現・下関市土地開発公社所有)
幡生ヤード(国鉄幡生操車場)跡地は、下関市土地開発公社(市全額出資法人)が97年2月に国鉄清算事業団から32億円(12・7ha)で買ったものですが、再利用されないまま草ぼうぼうになっています。
人工島のために買った土地?
下関市がこの土地を買った理由は北バイパスの立ち退き代替え地や人工島などのためですが。
▼北バイパス立ち退き代替え地…約2haが予定されていましたが住宅団地(大坪本町=38区画)を造成した以外は、利用計画は定まっていません。
▼02年3月、市は基本利用計画を定めました。その中で、
1・人工島のための鉄道貨物ターミナルを創設
2・国道191号線と市道高尾幡生線の建設
3・幡生駅の移設を決めましたが、中心のとなる人工島のための貨物ターミナルは、まったく実現性はありません。
逆にJRは大和町のターミナル機能の撤退を検討しています。
支払利息4億円超に
32億円も出して買ったこの土地の原資は全額借金。このため支払っている利息は毎年5千万円。昨年までの累計では4億円を超えます。
財政危機が言われていますが、危機の原因は、このようなゼネコン政治です。この負の遺産をどう一掃するのか、これからの政治の大きな課題です。
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議員報酬引き下げず 役職手当も廃止しない
こんなことで良いのか 下関市議会
2日に開かれた議会改革特別委員会で下関市議会の定数38を4減して34名にするなとが多数意見として12月市議会に報告されるようになりました。
共産党は広い市域を考えれば定数を削減すべきではなく県内で一番高い議員報酬こそ減らすべきだと一貫して主張しました。議員報酬を1割カットしても県下2番目の宇部市の議員よりまだ上回ります。
また、全国でも稀な委員長・副委員長手当(報酬として加算)については役職を多数出している至誠会と関政クラブが廃止に反対、残りの4会派は廃止を主張しました。これで議会改革?
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