満珠荘
宿泊者も出前で食事?
下関市の奇妙な方針 議会も追認
火の山にある宿泊できる老人休養施設「満珠荘」は、アスベスト問題に端を発して約3年前から休館となっています。前市政は、日帰りに特化して再開すると発表しましたが、市民の多くが反発。今年3月の市長選では、候補全員が宿泊施設のある現行通りの施設として再開するという公約を掲げ、この問題は「一件落着」かに思われましたが、中尾新市長は、宿泊施設は復活させたものの、食事は「出前」のように外部から運ばせるというのです。そのために調理場は必要ないとしています。
これは、宴会やコンベンション、結婚式などで行われている顧客の指定する元に出向いて食事を配膳、提供するやり方でケータリング(catering)と言われています。外部で調理し配達されるため料理内容が画一的であるなど、多くの人が経験していると思います。
こうした食事の出し方をすれば、旅情も味わえない、人の温もりも感じられない「冷たい料理」になることは必定であり、これでは高齢者は宿泊できません。国民宿舎、旅館など全国の多くの宿泊施設は、調理場を持ち自前で料理を出しています。
市の計画は満珠荘を破綻させる再建計画です。
こうした中尾プランに議員の多数が賛意を示したことも問題です。
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下関のブランド フグでまたも不正表示
今度は、別の業者が賞味期限を張り替え
先日、トラフグと表示しなから実は別のフグを使っていたという事件が発覚し、大きなショックをうけました。今度も、「下関ブランド推進協議会」の推薦を受ける別の業者の偽装表示が発覚しました。
「下関水陸物産」が販売したフグ加工食品の賞味期限に不適正な表示があったとして、食品衛生法に基づいて保健所は、同社に改善指示を出しました。保健所の資料では、対象の商品は、「ふくふりかけ瓶入り」と「ふく釜めしの素」です。科学的根拠がないのに出荷時期から6カ月後を賞味期限と表示して販売したり、出荷直前の検品日を製造日とし、返品があった場合もラベルを張り替えて再出荷していたとのことです。
保健所の話では健康被害の可能性は低いと言いますが、消費者は、賞味期限のラベルをしっかり吟味して買っています。業者の行為は絶対に許せません。
市内岬之町の同社(同社のHPより)
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自衛隊小月基地
輸送機オーバーラン 水田に
28日、海上自衛隊小月基地に着陸した厚木発の海自の輸送機(YS11型)が滑走路をオーバーランし、基地外の農道を越えて約150メートル先の水田まで暴走しました。
現場は国道2号線近くのところで、朝夕は多くの人が通る場所ですが、当日は農作業も行われておらず幸いなことに人身事故は起きませんでした。
下関市は自衛隊に対して事故原因と対策を求めています。
飛行機事故は大事故につながることが多く市民の間に不安が広がっています。あいまいにせず十分な対策が望まれます。
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