映画「相棒 劇場版Ⅳ」、面白かった。
犯人達は、世界のスポーツ大会で活躍した日本人選手の凱旋パレードに集まった50万人の観衆を人質にして、ある復讐を果たそうとする。それを必死に阻止する「特命係」。変わらぬパターンだが、今回は社会性があって重厚な作品だ。
主犯の人物は、私より三歳年上。戦前、両親が加わった「南洋開拓団」の子。戦況が悪化すると、日本軍は逃げ去り、無防備な開拓団には米軍の空襲が。両親は死に、戦後、やっとの思いで帰り着いた日本の故郷で知らされたのは、死亡の戸籍。
昨年、観た「満豪開拓団 望郷の鐘」と重なり涙があふれた。
主犯の男は、故郷が二度も自分を見捨てことに怒りを覚え外国人に身を変え復讐の時を伺い、50万人も人質にとるが、本当は犯行を実行する気はなく自分のように日本、故郷から捨てられた幾多の人間がいることを知って欲しかったいうことで映画は終わり。
話は違うが先日の議会で「ふるさと納税」を取り上げた。この制度、全国の自治体に納税(寄付)ができ、特産品がもらえる。制度はともあれ、「故郷」を軽々しく使っていないか。自分の人生に関わった所を「故郷」というのであって、「制度名」納得いかない!
妻が知人から頂いた「クリスマスローズ」という花
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