25~28日、市議会建設消防委員会は、北九州市、東京都、川崎市を視察しました。2週連続の個人的な視察報告になりますが、お許しください。
下水汚泥で発電
25日、北九州市の「汚泥燃料化センター」等を視察しました。
汚泥からメタンガスをつくり、そのガスで発電、残った個体は、工場の燃料やセメントの原料に利用するのが、施設の目的です。
共産党市議団は、平成25年12月市議会一般質問で「太陽光発電やバイオマス活用の早急な普及を」と提言しました。
その後、下関市は昨年、山口合同ガス等と協定し、下水道山陰終末処理場(垢田)で800世帯分の発電を行うよう準備が進められています。
市内各地の下水処理場でも、このような活用がすすめられることを期待します。
木材、糞尿などバイオマス(動・食物などの生物資源の総称)や太陽光発電の活用は、自然環境を守るだけでなく原発に頼らない社会づくりにもつながります。
廃止となった太陽光発電の市の補助金制度の復活などは環境にやさしい下関をつくるためにも大切です。
消防士の水難救助訓練
26日午前は、東京都立川市の東京消防庁の「水難救助訓練施設を視察しました。
下関市消防局では、本年度より3カ年計画で、水難救助のためのダイバー(潜水士)を12名養成し、海峡等の水難事故の救助に役立たせます。映画で有名になった「海猿」です。
どのような訓練させるのかや出動件数などを勉強しましたが、深いプールの中で、組を作って訓練していました。とても激しい訓練です。また、ほとんど視界のないところでの救助が多いので、チームプレーが何より大切だとのことです。
下関消防が水難救助で大きな功績をあげることを期待します。
市営住宅街に特養が
26日午後は神奈川県川崎市の市営住宅を視察しました。
人口140万人の川崎市のような都会でも市営住宅は高齢化が進んでおり、高齢化率50%に達したところもあるとのことで、コミニュティの維持が大変だとの報告がありました。
視察した市営住宅の一角には、写真のような民間の特別養護老人ホームがありました。施設の名称は「みんなと暮らす町」です。
下関市を始め多くのところが特養は地域から隔絶されたところに建設されていますが、ここは、市住や街と一体です。館内にはホームバーもありました。
また、館の中には「地域包括支援センター」があり、担当者は日ごろから市住に暮らす高齢者の方を把握しており、市住の方もセンターの方の顔や名前を知っているそうです。まさに「顔の見える」方法で感心しました。
下関市でも市住など住宅群のなかに特養施設が欲しいという声があります。
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