佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」をひまひまに読んでいるが、面白い。
スマホをかざせば、なんでもできると佐藤さんに説明する運転手もまったくわからず会社から言われたとおりを喋る「来るか?日本人総アホ時代」、マスコミの筋書きどおり演じておれば橋本徹のような時代の寵児がつくられる「テレビの魔力」など、年寄の愚痴のようで愚痴でなく、本人をして「ヘトヘトでしほり出した怒り」。まさに同感。
歳を取れば、視力、聴力などいろいろなものが低下するのは当然。身体の内や外も、いろんな病気を引き起こす。
それでも全力でがんばってこそ、人生と佐藤さんは言いたげだ。周りはいたわって「歳をとったからのんびりしてね」と言う。しかし、佐藤さんは「のんびり」のおかげで、ウツ病になりかけ、ヤケクソで文章を書いたら、脳細胞が動き始め、ウツ病から抜け出たという。
古希を過ぎた私で、「年だなぁ」と思うけど、のんびりしてはおれない。今の政治の反動化はひどい。絶対に許せない。
佐藤さん曰く「腹立ちまぎれにガブリと齧(かじ)れば、ゆるんでいた入歯がカポッと外れた」。ん、そんでも、がんばるっちゃ。
22日、緑化祭初日。あいにくの小雨。
私は電算戸籍で「近藤」ですが、本来の文字が韓国で生き残っていました。
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