木屋川ダムの10㍍
かさ上げは本当に必要か
上からでも下からでも「ダムはムダ」
木屋川ダムは、下関市豊田町にある山口県営のダムで、下関市民の水がめと呼ばれています。
完成したのは、1955年で人口30万人の水を賄うダムです。
このダムを今度は治水のため10㍍かさ上げし、総貯水量を増やす計画が進んでいます。100年に一度の大雨にも耐えられるということですが、果たして必要な工事でしょうか。
県の資料によれば、2010年の大雨によって豊田町・菊川町で土石流被害など甚大な被害が出たから必要などと言っています。
しかし、この被害はダムの放流が下流域の被害を大きくしたという指摘もあります。
当時、ダムの放流を止めるよう市が県に伝えても放流を続け、最後には市長が直接要請して放流ストップになったといわれています。
また、「ダムはムダ」のひとつに海の問題があります。自然の河川のなかで植物プランクトンは育ち海に流れ魚を育てますが、ダムから放流される水は腐っているなどの問題があります。
木屋川ダムのかさ上げは、相当以前からありましたが、「無駄な工事計画」と言われてきました。
人口が減り続けるもとで、ダムを造るために声高に「治水・災害対策」を叫び、総貯水量を2倍にする今度の計画は、「工事のための工事」と言わざるを得ません。
更に地元要望の強い「下関長門線」を絡ませてダムのかさ上げを進めていることです。やる気になれば、ダムをかさ上げしなくても道路の改善計画はできます。
アベノミクスの大失敗を取り戻すとして税金を大量投入する巨大な無駄な公共事業計画が復活しようとしています。許せません。
現在の木屋川ダム
完成予想
※画像は県HPより
ヒロシマ ナガサキを忘れない!
平和大行進が下関を歩きました
22日、北九州市門司から引き継いだ核廃絶を目指す「平和大行進」が行われました。
今年の通し行進者には、84歳の方も含まれていました。沖縄の方で、沖縄→広島コースで全踏破だそうですが、元気。すごい。
核廃絶への想いが、強く伝わりました。世界大会成功にご協力ください。
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