介護給付から要支援者を締め出し…
国民を介護サービスから排除する介護大改悪
厚労省のHPより
安倍自公政権によって介護保険が大改悪されました。
そのなかでも最大の問題は、要支援の人が利用する通所介護、訪問介護の見直しです。
今後、全国一律の基準で運営される介護給付によるサービスは廃止され、市町村が独自に実施する「新たな介護予防・日常生活支援総合事業(以下、総合事業)として代替えするサービスが行われることになります(図1)。
総合事業は、既存の事業所によるヘルパー派遣やディサービスとともにNPOなどによる掃除・洗濯、ボランティアによるゴミだし、サロンなとが実施されます。
自治体窓口で、「バスや電車に1人で乗れるか」など25項目のチェックリストを作成し、要支援者を減らすとともに、専門職(ヘルパー)による支援を減らすことを政府は狙っています(図2)。
政府は、2025年には、5割程度をボランティアに任せる計算です。うまくいくはずありません。そして困るのは利用者です。
要支援にヘルパーなど専門職は絶対に必要です。
要支援者の変化に気づき重度化を防ぐことは、尊厳をもって自立した生き方を支援することになる、専門職としてのヘルパーの大切な役割です。
「掃除、買い物、食事づくりやディサービス」などのヘルパーの役割を否定する改悪は許せません。
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