無駄で08年凍結された
第二関門橋(海峡道路)はやっぱり必要なし
2008年、当時の自民党政権ですら「無駄な公共事業」として計画を凍結した第二関門橋などの大型公共事業が安倍政権のもとで復活の動きが強まっています。
下関市の彦島と北九州市の日明を結ぶ第二関門橋は、橋だけで総額2000億円の巨大事業、連結する道路整備などを含めれば巨額な投資を必要とします。
また、下関市で言えば、金毘羅から山の田、高速道を結ぶ「下関西道路」計画は周囲を橋桁の街にするものであり問題です。
建設の必要性を訴える財界などは、通行量が増えたとか、現在の橋やトンネルが災害で使えなくなったとき必要だと主張していますが、国道トンネルと関門橋の通行量には余裕があります。また、現在の橋とトンネルが壊れるどの巨大な自然災害であれば「第二関門橋」も壊れます。
建設の財源は消費税
全国各地で自民党は「無駄な大型公共事業」の復活をめざしていますが、特に安倍総理と麻生副総理の地元である山口県と福岡県に関係する「第二関門橋」に財界は注目していると言います。
だが、この計画は『国土交通省内部からも「もともと夢みたいな計画」という声もあがる』(10月22日付「朝日)と言われるように、必要性のない計画ですが、消費税増税に伴って膨らむ財源をこうした「無駄な大型公共事業」に使おうとしているのが自民党・安倍内閣です。
尚、かつて計画された全国六つの海峡横断の橋やトンネル計画で、騒いでいるのは第二関門橋だけで、他の多くの地域は冷めた状況だとマスコミは伝えています。
地元負担も巨額になることが予想される第二関門橋建設計画は中止させましょう。
予想図
彦島~日明には断層あり危険
以前にもお伝えしましたが、写真は国交省の資料です。図面の左端の黒い部分が彦島の「し尿処理場」でカーブした点線のなかに「小倉断層」(推定)と書かれており、荒田港に向かっています。このため橋の始まりは荒田ではなく福浦湾になっています
「トンネルも今後、検討する」と言っていますが、いずれにしても「小倉東活断層」と思われる断層が存在しており、関門で大きな地震があれば、トンネルや関門橋よりも被災する可能性が高いものです。
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