深刻な衰退が続く下関の水産業
下関漁港 かつて東洋一だった水揚げ 今や全国第19位
漁業は国の基幹産業であり、食料の供給とともに、国土の保全、生態系の維持など多面的な役割も持っています。
しかし、日本の現状は遠洋・沖合・沿岸とも衰退の一途で、特に「水産の街・下関」は、全国のなかでも衰退の激しい地域となっています。 昭和41年当時は、「東洋一」の水揚げで、大変活気に満ちていましたが、現在は全国で第19位の水揚げ高までに後退しています。(金額では「ふぐ」があるため、第10位です)
200海里問題や各国の魚食文化の普及など国際環境の変化もありますが、水産を守るためにはどうすればよいのか、共産党は全国的課題として政策提言もし、再建のためにがんばっています。【写真は下関市史より】
下関漁港 水揚げ高第19位。
東洋一の水揚げを誇った昭和41年頃の下関漁港。当時、水産関連会社で働く人は7,000人を越えていましたが今では700人に。
漁業の振興のために
当面、次のような事項を市政に要求し、みんなで力をあわせ実現したいと思います。
●大スーパーの横暴な買いたたき を抑え、漁業者や産地の声が届 く公平な取引の確立。
●学校給食での魚食の普及。
●国内生産を圧迫している無秩序 な水産物の輸入の規制。。
●TAC(許容漁獲量)の設定 には漁民の意見を反映させ、 経営のなりたつ条件・休業補 償などの創設。
●魚価安定制度をの創設。
●水産加工、青年就業者支援な どの振興。
●汚染物質の流入による漁場の 破壊を抑え、藻場、干潟など の再生。
●その他 地球温暖化対策など。
三菱が派遣労働者を期間雇用社員で募集?
三菱下関造船所で働く派遣労働者などに三菱から「期間雇用社員」として雇いたいという話があります。
条件は、有給休暇初年度10日、社保加入、昇給、正社員登録制度ありと、一見好条件のように見えますが、良く見ると「労働契約の期間」は3カ月づつの細切れ契約。昇給についても定期昇給ではなく3カ月ごとの契約更新の時に時給が決まるので上がる保証はなしなどです。
これでは「いま派遣会社をやめて三菱の期間社員になっても契約を打ち切られたら元の会社に戻れない」という声が出るのもうなづけます。
いつでも首きりのできる労働者派遣法と中身は同じだと共産党労働者後援会はビラを配り反撃しています。
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