日本学生支援機構(旧・日本育英会)が、ある男性に奨学金の返済を求めた訴訟で、東京地裁は27日、簡裁の支払い命令を取り消し、請求を棄却した。
「元金を支払えば延滞金は免除する」と言っていた事実が確認できたからだ。滞納金は懲罰的な意味合いが強く、かつて各行政機関は、滞納者の生活実態を調べて延滞金の免除や減額など人情味ある対応をしていた。
彼は高校、大学のため奨学金175万円を借りたが、母親の病気のため返済ができなかったところ、「元金だけを払えば延滞金240万円は免除する」と言われれため、彼は必死の思いで金を工面し払ったに違いない。
私は、財政的な余裕がある滞納者には、延滞金もしっかり請求すべきだと思う。
近年、税などの取り立ては市民の生活実態を無視したやり方が横行している。人情、いたわりなど、言葉の意味から含めて担当部門は学んでほしい。腹が立つ。
私は高校時代、奨学金を受けた。月額3千円の内、返済は千円のみ。それでも病気の父を抱え、4人の弟妹は、小中学生だったので返済は遅れ気味。何通か、督促状も貰った。
奨学金の返済で苦しむ人は多数だと思う。制度改善を!
学生が安心して使える奨学金に ――奨学金返済への不安と負担を軽減するために 2014年10月7日 日本共産党 日本共産党の奨学金政策の見出しです。 “奨学金という借金”が若者の未来を押しつぶす 奨学金の本来の役割にふさわしい改革を 1 学生の有利子奨学金を無利子に 2 奨学金返済が若者の生活を追いつめないように返済方法を改善する (1)既卒者の奨学金返済の減免制度をつくり、生活が困窮する場合の救済措置を講ずる (2)延滞金、連帯保証人・保証料を廃止し、返済困難者への相談窓口を充実する (3)すべての貸与奨学金を所得に応じた返済制度にする 3 給付奨学金をただちに創設する 教育の機会均等を保障し、国際水準の高等教育に 詳しくは、日本共産党のHPをご覧ください。→奨学金 |
我が家の庭の花
鉄砲ユリが咲きました
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