オスプレイで鮮明になったアメリカにものが言えない日本
根っこにある日米安保条約を考えるとき
日本国中が欠陥戦闘機「オスプレイ」の日本配備を押し付けるアメリカの強引さと、アメリカにものが言えない日本政府の態度に怒っています。7月22日、関門海峡を通過するときも海峡沿いには市民がたくさん出ていました。
仮にこの船が下関港に接岸したいと申し出があった場合、市長は拒否できるか。
安保条約に基づく日米地位協定によって拒否できません。
即ち国の主権さえ制限されているのが日米安保条約です。日米安保条約は対等平等の条約ではなく、まさに屈辱的な条約です。
そして現時点では関係ないように見える関門海峡ですが、原潜を含む米艦船を下関港に入れると言えば拒否できない危険なものです。
すでにアメリカは朝鮮有事に備えて下関港の使用計画を検討していることは明らかになっています。
3セクフィッシャリーナむろつ
経営難でヨットハーバーから撤退
市と漁協が出資し、豊浦町室津で主にヨットハーバーを経営している「㈱フィッシャリーナむろつ」は浮桟橋が老朽化しているが買い替える資金がないとして平成26年3月までにヨットハーバーから撤退する方針を決めました。現・浮桟橋の解体費用も厳しい状況で、新たな3セク論議が起きかねません。
前田砲台跡 世界遺産候補から除外
「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会は、世界遺産登録を目指す遺産群から下関市の「前田砲台跡」を除外しました。
前田砲台は、江戸末期、長州藩の拠点的砲台でしたが、馬関攘夷戦争の時、イギリス軍に占拠されました。【写真・左】、大砲を製造した萩の反射炉との関連で世界遺産の候補にあがっていました。また、発掘調査によって砲台跡なども確認され2010年に国指定文化財となりました。
しかし、現在の前田砲台跡は直近に国道が走り海峡にそってビルなどが立ち並んでいます。【写真・右】
協議会では、周辺の環境がそぐわないため一連の認定に支障をきたす恐れがあるとして除外したと言うことです。 残念ですが危惧していたとおりの事態となりました。
左の写真は1864年の馬関攘夷戦争 右の写真は同じアングルで撮った県教育委員会の写真
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