え! 国保料今年も値上げ
2月21日、下関市の来年度予算案の概要が公表されました。この概要を見るだけで国民健康保険料の引き上げなど、市民生活の厳しさをしっかり見ないことや市民批判の強い「下関駅舎改築」や「市庁舎建て替え」推進など市長の政治姿勢を見ることができます。
国保料1人年平均508円値上げ
国保料が高すぎるというのが市民の圧倒的な声です。
年々引き上げられる国保料。すでに加入世帯の2割は高すぎて払えず滞納しています。
市民世論を受けて国保料を引き下げる市町村は、福岡県福岡市や大阪府堺市など相次いで生まれています。
市民の苦難を救うのが政治です。その立場にたった市町村では「不急・不用」な公共事業などを見直し国保料引き下げの財源をつくっています。
下関は連続して国保料の値上げ。逆立ちした政治です。
国民健康保険料の値上げ案
区 分 | 医療給付費分 | 後期高齢者支援金分 | 介護納金分 | ||||
現 行 | 改定案 | 現 行 | 改定案 | 現 行 | 改定案 | ||
保険料 | 所得割 | 9.70% | 10.50% | 2.40% | 2.70% | 2.50% | 3.20% |
被保険者均等割 | 22,300円 | 22,400円 | 6,000円 | 5,800円 | 6,700円 | 7,000円 | |
世帯平等割 | 23,900円 | 23,900円 | 6,300円 | 6,200円 | 5,200円 | 5,500円 | |
賦課限度額 | 50万円 | 51万円 | 13万円 | 14万円 | 10万円 | 12万円 |
市庁舎建て替えなど不要な工事で
増える借金 減る貯金
概要版では詳細な分析はできませんが、当局は、表のように来年度末の貯金や借金を推定しています。
健全な財政力を維持するためにと市町村合併を行いましたが、「大型開発」を乱発する放漫経営のため、下関市では財政は悪化するばかりです。そのつけを公共料金の引き上げや制度改悪で市民に押し付ける市政運営は許されるものでありません。
地方自治の仕事は法律で述べられているように「福祉の向上」です。福祉が後退しては地方自治ではありません。
財政調整基金(貯金) 105億円(H17末)→82億円 借金(市債・一般会計) 1,158億円(H17末)→1,229億円 |
詳細については次号以降、順次お知らせします。
県議選必勝へ熱気
4月10日投開票で行われる県議選が間近に迫ってきました。
県議選下関市区は「無風」と一部マスコミが伝えていますが、宇部市区も最近まで定数いっぱいの立候補者予定者しかなく「無風」と言われていましたが保守系の若手が立候補を表明し大混戦と言われています。下関でも、同じような状況です。
体調不良で勇退する水野県議の後継者、木佐木大助氏の勝利は、大切な共産党の議席です。なんとしても勝利しなければなりません。
市議選後の各地の後援会集会でも20日の「下関市後援会集会」でも県議選勝利の意義が語られ「木佐木勝利」を誓い合うものとなりました。
市議選に続くご協力を心からお願いします。
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