三井化学爆発事故 周辺の住民大被害
90世帯の家や車が けが人も7人
消防車の奥に見える建物が爆発
4日午後2時前、彦島迫町にある下関三井化学(旧・三井東圧)の工場が爆発しました。地響きが彦島一円で確認されており爆発の凄さを物語っています。また、キノコ雲のような爆煙が立ち上り対岸の北九州市からも見えたため驚いたそうです。
有毒ガスが放出される危険性もあり当日は周囲の住民に対して市は自主避難を呼びかけ彦島公民館にも36名の方が避難しました。夕刻に避難は解除されました。
私は午後4時過ぎに現場に駆けつけましたが、爆風で工場周辺の民家の屋根やガラスと車が損壊し、ひどい状況になっていてビックリしました。けが人が7人で軽傷とのことで、重大な人身事故にならなかったのが奇跡のようです。
三井化学、彦島製錬や三菱重工など彦島の工場はいずれも道一つ隔てて住宅街です。それだけによりいっそうの安全対策を行うことは企業の義務です。
特に三井化学は8年前にも爆発事故を起こしており、再びこのような事故を起こした責任は極めて重いものがあります。
爆発事故「究明を」 共産党・仁比参院議員 所管の経産省に要請
共産党の仁比聡平参院議員は、事故の翌日5日、所管している経済産業省原子力安全・保安院に対し、事故原因の究明と再発防止を求めました。
会社は「三フッ化窒素」充填工場内でガス管の接続部から出火したと言っていますが、仁比議員は「高圧ガス保安法」がしっかり守られていたか、また8年前の事故の教訓が生かされていたか、国としての徹底した調査を求めました。
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海響マラソ
秋晴れの海沿いを7千人が駆け抜ける!
8日、第2回海響マラソンが行われ9千人を超える市民ランナーが参加しました。そのうち約7千人がフルマラソン組。当日は雲ひとつない絶好の天気で、走るだけでなく周辺の景色を楽しもうというランナーには最高の天気になりました。走ることにこだわるランナーには少し暑すぎたかも。
コースは「ゆめタワー」をスタートし長府に向かい美術館前で折り返し彦島に向かい旧・有料道路を経て人工島に進み、また折り返して彦島から「ゆめタワー」にゴールするというものですが、彦島と金毘羅の間は行きも帰りもなだらかですが長い坂道となるため、相当数のランナーが歩き出していました。
全国から参加されていますが多くは山口県と福岡県です。
使った税金、2900万円。経済波及効果や渋滞などの市民生活への影響など今年も検証が必要です。
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長期の造船不況到来
造船で働く人が発行する「北斗七星」紙によれば、造船市場の急激な縮小が止まらず、昨年夏に月300隻を超えていた世界の受注が今年1月には9隻に落ち込んでおり、2月以降も受注がほぼゼロといいます。この状況は10年続くと言われており、このままでは大多数の設備が不要になり事業の統合再編は避けて通れないと業界はみているそうです。
下関は縮小されたとは言え、造船で働く人が多い街です。いまでも世界同時不況のなかで市民は苦しんでいます。これ以上の仕事不足はたまりません。地域経済をどうするのか、これからの大きな政治課題です。
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