下関にも無駄なダム・港湾建設が
755億円人工島 一隻の船も入港せず
「人工島の建設なくして21世紀の下関はない」として建設された垢田沖の人工島。1期工事だけで755億円。現在まで660億円の血税が投入され、今年3月に港として開業しましたが、以来、半年が経過しても一隻の船も入港していません。
共産党は一貫して「無駄な公共事業」として建設反対を主張してきましたが、他党は推進してきました。
共産党市議団は党国会議員とも連携し政府交渉も行ない一時は建設計画も棚上げとなりましたが、「岬之町」のコンテナヤードを廃止して、それに見合う人工島をつくるとして建設が始まりました。もうこの時点で、国や市は「将来も荷は増えない」と判断したことになり貨物が増えるからと始まった計画は破綻したことになります。共産党市議団は岬之町をつぶして人工島をつくることは税金の無駄遣いとして改めて建設反対を主張していたものです。
ところがさらに完成すると、船会社は「海峡側と山陰側の人工島に仕事を振り向ける余裕などはない」として現状通り岬之町を継続使用しています。ここでも新たな経費負担が生まれようとしています。 「人工島は役に立たない、使えない」がますます明瞭になろうとしています。これからの税金投入は100億円ですが赤字で苦しむ下関市港湾会計を更に圧迫します。
当面は、建設を中止して今後どうするかは市民の間で得心行くまで話し合うことだと思います。
画像は市のHPからです。
木屋川ダム(豊田湖)を10メートルかさ上げする計画
八つ場ダム(群馬県)や川辺川ダム(熊本県)のダム建設中止が大きな話題となっています。ダムや港湾は住民から見えない地が多く、このためゼネコン政治にとっては、格好の場所となったと言っても言い過ぎではありません。
山口県内でも長門市の大河内川ダム(建設中)などを含めて無駄なダム建設が進められていると共産党は指摘してきました。
下関市でも「豊田湖」として知られる木屋川ダムを10㍍かさ上げする計画が進行中であることは、地元住民の方を除けばほとんど知られていません。
百年に一度の大水害に備えるということですが、今専門家が指摘しているのは、ダムの決壊による大災害です。こちらの方が怖いと言われています。
これも根本から見直しを。
画像は県HPよりです。
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